近年、アパレル業界では「ホールガーメント」という言葉を耳にする機会が増えています。
ホールガーメントとは、一着の衣服を立体的に編み上げる製法のことです。
従来のように、生地を裁断して縫製するのではなく、
コンピューター制御によって一着を立体的に編み上げ、
縫製工程を大幅に減らして製品化されます。
ホールガーメントの特徴とメリット
主な特徴として、
・裁断ロスが少ない
・縫い目によるストレスが少ない
・立体的な着心地
・デザイン自由度が高い
といった点があります。
また、廃棄削減や環境負荷軽減の観点からも注目されています。
品質面で注意したい課題
一方で、ニット製品特有の課題もあります。
例えば、
・糸引き(スナッグ)
・引っ掛け傷
・伸び
・型崩れ
・目寄れ
などです。
特に繊細な編地では、着用時や保管時の摩擦によって糸が引き出されることがあります。
修整会社から見た品質管理のポイント
修整の現場では、
単に不良を直すだけではなく、
「なぜ起きたのか」
を確認することも重要です。
例えば糸引き一つでも、
素材なのか
設計なのか
着用環境なのか
によって見方が変わります。
新しい技術が広がるほど、
品質管理の重要性はむしろ高まっていきます。
ホールガーメントは、
環境配慮や快適性を実現する新しいものづくりの一つです。
だからこそ、
その価値を長く活かすためには、
品質管理や修整の役割もますます重要になっていくでしょう。
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