
新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
新潟県では、令和7年3月に改定した「新潟県観光立県推進行動計画」の中でブランドコンセプトを初めて整理し、その顔となるロゴマークを選定しようとしています。これは私たち中小企業にとっても、非常に示唆に富む動きです。
事業の価値を誰に、どう伝えるか──それを見える化するのが「ブランドコンセプト」です。
商品やサービスの強みだけではなく、地域性、季節感、時間の流れなど、顧客が感じ取る“体験価値”を整理・言語化し、統一したメッセージとして外に出していく。これがブランド戦略の第一歩です。
新潟県が示した4つのロゴ案は、どれも「何をどう届けたいか」を視覚化しようとする試み。私たちもまた、自社のロゴやキャッチコピーに「誰に」「何を」「どう届けるか」の軸が宿っているか、改めて問い直すタイミングかもしれません。ブランドはデザインではなく「意志の共有」から始まります。今こそ、自社のブランドコンセプトを見つめ直してみませんか?