山田修整✖Yoriito=ファミリーライフサポート事業

新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。

 

Yoriitoの1周年を機に、山田修整も新しい一歩を踏み出そうとしています。 Yoriitoとつながることで、「くつろぐ・つながる・やってみる」を実現する暮らしのパートナーとして、家族の人生まるごとに寄り添う企業に成長していくことを目指しています。

 

 

 山田修整は、創業から60年以上、アパレル業界の製造流通過程において、店頭に並ぶ前の商品と向き合ってきました。少さなキズ、小しの汚れ、微細な色ムラ、そのような欠点を持つ商品は、店頭に並ぶ「価値」を損なうB品とされ、流通ルートから外されてしまう存在です。しかし私たちは、そうしたB品ひとつひとつを丁寧に整えて、世に送り出すという“裏方の誇り”と共に今日に至っています。

 

 この「整える」という営みは、服だけでなく、人の暮らしや心、人生にもきっと通じている・・・

そんな想いから生まれたのが、Yoriitoです。

 

 Yoriitoは、「くつろぐ・つながる・やってみる」をキーワードに、家族の人生にそっと寄り添い、日々の暮らしを豊かに彩る場所。

 

 時には一人で、時には家族や仲間と美味しい食べ物や飲み物で、穏やかで楽しいひとときを過ごす居場所。 

地域の方々と交わす自然な会話。布や雑貨を通じて広がる感性。そして、さまざまなワークショップで味わう「やってみる」喜び・・・。

 

 Yoriitoは、単なる施設ではなく、ご縁をつなぎ、家族の絆を強くする、あたたかで小さな交差点です。

 

 また、ひとりひとりの人生もファミリーライフも山あり谷あり。子育てで孤独を感じることもあれば、突然やってくる親の介護に悩むこともあります。そして、看取りを終えたあと、遺品整理や相続といった“心と実務の両方”に向き合わねばならないことだってあるでしょう。それぞれの場面で、Yoriitoは静かに、でも確かに寄り添います。

 

 悲しみや不安を、なかったことにはしません。けれど、それが“すべてではない”ということを、一緒に見つめていきます。その過程を通じて、「もう一度前を向いて歩き出せる力」や「新しい家族のかたち」が芽生えていく。Yoriitoは、そんな“再出発と創造”の場でもあるのです。

 

 山田修整の100年ビジョン「Restoration to Creation──修整から創造へ」は、単なる修復ではなく、「そこから新しい価値を生み出す」ことを目指しています。Yoriitoは、その想いを暮らしの現場に映し出す場所。

 

 くつろぐ・つながる・やってみる。日常の中に、小さな喜びを育てていく。不安の中に、あたたかい光を見つけていく。そんな“人の営み”をそっと支えるのが、山田修整をベースにしたYoriitoの役目です。