新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。
5月のことですが、異業種の先輩経営者から「Die With Zero」(ビル・パーキンス著)という書籍を薦められました。
そのポイントは次の通り・・・
1)今しかできないことにお金を使う
若いうちに経験に投資し、後悔のない人生を送ること。
2)想い出の配当
経験を通じて得られる幸福感や満足感は、お金そのものよりも価値がある。
3)タイムバケット
人生の各段階で達成したい目標を設定し、資金を計画的に使うこと。
4)ゼロで死ぬ
人生の終わりにお金を残さず、経験に全てを使い切ることを目指す。
このように、「Die With Zero」は、お金を使うことの喜びと、人生の終わりに向けて意味のある経験を最大限にするための戦略を提供する実用的なガイドです。
一方、「レガシー(legacy)」の概念は、異なる視点を提供しますが、共通の目的に向かっているとも言えます。
これら二つの概念は、次のように関連していると言えるでしょう。
1)経験の共有:「Die With Zero」の理念に従えば、人々は自分の経験を子供や孫と共有し、それが彼らの人生に影響を与えることで、非物質的なレガシーを残すことができます。
2)価値観の伝承:お金を使い切ることに重点を置く一方で、個人は自分の価値観や教訓を次世代に伝えることで、精神的な遺産を残すことができます。
3)早期の贈与:「Die With Zero」では、死ぬ前に子供たちに贈り物をすることが推奨されています。これにより、彼らが自分の人生で重要な時期にそれを活用できるようになります。これもまた、レガシーの一形態です。
結局のところ、「Die With Zero」の趣旨は、物質的なものだけでなく、人生の経験や教訓を通じて、次世代に価値あるものを残すことを奨励していると解釈することができます。
個人的には、今後10年間をひとつのゴールとして、より豊かな人生と意義あるレガシーを築くことを心掛けていきたいと思います。