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「何でも屋さん」にならない!

新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。

 

 新規事業の計画初期段階で、どうせやるならあれもやりたいこれもやりたいとアイデアを出し合いました。それから、ターゲットを定めて、誰にどんなサービスを提供したいのかをさらに絞り込むということをしました。当たり前ですが、資金・設備・法令など、さまざまな制約があるので、現実に何でもできるというわけではありません。

 

これも今更ですが、修整という仕事も「何でも屋さん」ではありません。修整事業は納品に関連するトラブル対応なので、「納品する側受ける側」、そしてそれぞれの立場でも複数業者が絡んでいるのが普通です。したがって、修整依頼を受けた商品を見ただけでは背後のトラブル事情を知ることはできません。

 

そこで、困っているお客様のニーズを満たしつつ、「何でも屋さん」にならないための秘訣を3つ挙げてみました。

 

1) ニーズに応じた柔軟な対応をすること

  アパレル衣料の納品トラブルは、様々な原因や状況によって発生するので、お客様のニーズに応じて、柔軟に対応することが重要です。ただし、弊社にとっては「納品する側」も「受ける側」もお客様なので、お客様同士が納得できる落としどころ(納期・品質・コスト)を常に意識した提案をすることが重要です。いつどのくらいどのように発生するか分からないトラブルですが、提案する姿勢がお客様の満足度と信頼関係の向上につながります。

 

2) 専門性と差別化を打ち出すこと

 アパレル衣料の納品トラブルを手直しでA品として流通させるというビジネスモデルにおいては、自社の専門性と差別化を打ち出すことが重要です。有難いことに、「困ったときのYAMADA」「YAMADAでダメならあきらめる」という評価をいただいていますが、お客様に選ばれる会社であり続けるために、YAMADAグループのネットワークを活かした対応力(技術・品質・スピード)の向上とともに「あきらめない姿勢」を大切にします。

 

3)新しい市場や技術に挑戦すること

 アパレル衣料の納品トラブルを手直しでA品として流通させるというビジネスモデルは、既存の市場や技術に依存することが多くなりますが、専門性と差別化を図る上でも、新しい市場や技術に挑戦することが重要です。また、新規事業部やクリエイト事業部の取り組みなど、新しい可能性を探ることにもチャレンジしていきます。そうすることで、さらにお客様に愛される会社へと成長すると考えています。

 

私たちは、これらのことを意識的に実践することで、お客様との信頼関係を築き、自社の価値を高め、新たな可能性を探ることができると信じています。