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「パーパス経営」について

新潟県長岡市 アパレル衣類修整のプロ集団 山田修整有限会社
中小企業もパーパス経営を!

新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。

 

商工連ニユース「にいがた」No.837 8月号に経営ヒントに関するコラムが載っていました。テーマは「パーパス経営」。コロナ禍で注目されはじめ、大手企業のみならず中小企業もパーパス経営によって未来を切り拓くことを薦める内容で、非常に参考になったので、これからの3ヶ月で取り組む課題のひとつに加えることにしました。

 

パーパスを策定する手順・方法を調べると、「探索・発散」→「整理・統合」→「言語化」とあったりしますが、とっかかりとして、すでに策定した経営理念やビジョンから自社のパーパスを導き出してみようと思いました。

 

もちろん、パーパス策定は言葉遊びではありませんし、パーパスを全社員が理解し、共感し、実践し続けることが必要なのは言うまでもありませんが、経営理念もビジョンも時間と想いを注いで作成したものなので、どういうつながりになるのか自分なりに確認したいと思った次第です。

 

YAMADAの経営理念

「私たちはヒト・商品が持つ真価を社会に循環させる価値縁ファミリーとなり、笑顔の輪が自然に広がる居場所を育むことによって地域経済の発展につながる明るい未来をクリエイトします」

 

YAMADAの100年ビジョン

「Restoration to  Creation ~危機を嬉々に、疵(キズ)を絆に~」

 

経営理念とビジョンから、キーワードとコンセプトを抽出すると、次のようになります。

 

経営理念のキーワード

 ヒト、商品、真価、社会、循環、価値縁ファミリー、笑顔、居場所、地域経済、未来

 

経営理念のコンセプト

人と商品の価値を社会に還元し、仲間や顧客とのつながりを大切にし、地域社会に貢献することで、明るく楽しい未来を創造する

 

100年ビジョンのキーワード

 レストレーション、クリエーション、危機、キズ、絆

 

100年ビジョンのコンセプト

危機的な状況や困難な課題に対しても前向きに挑戦し、キズや失敗を恐れずに学びや成長の機会とし、仲間や顧客との信頼関係を深めることで、新たな価値やイノベーションを生み出す

 

YAMADAのパーパス試案

パーパス1: 人と商品の価値を循環させることで、危機をチャンスに変える社会貢献企業

パーパス2: 人と商品の縁をつなぐことで、キズを絆に変える笑顔の創造企業

パーパス3: 人と商品の真価を発揮させることで、危機を創造に変える未来志向企業

 

こうやって改めて言語化すると、テンションが上がりますし、経営理念やビジョンを「絵に描いた餅」にしないためにも「パーパス経営」に取り組もうと考えています。