· 

「直る直らない」についての営業あるある

新潟県長岡市 アパレル衣類修整のプロ集団 山田修整有限会社
お客様より先にあきらめない姿勢を大切にしています

新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする経営者の立場から考えることを中心に書き留めています。

 

今日は「直る直らない」についての「営業あるある」についてお話ししたいと思います。

 

わたしが営業駆け出しの頃、商品を一緒に目の前で見て作業限界をお伝えしながらグレードチェックをしているにも関わらず、同じ商品で何度もトライアルを繰り返す依頼主と電話越しに口論になったことがあります。「きれいに直るものではないからあくまで作業ベストですよと最初から言っているじゃありませんか!」

 

当時のわたしは、「物理的に直ること」「納品できること」とは違う!ということが十分理解できていませんでした。

 

「直る直らない」「納品できるできない」は必ずしもイコールではありません。それは、「許容範囲の決定権」を持っているのは、「最終的には依頼主ではなく納品先」だからです。

 

ですから、何度も何度もトライアルを繰り返すのは、納品先に承諾が貰えずに依頼主が困っている度合いが高いということ、別な言い方をすると、何とか納品しようと必死に納品先と交渉中であるということを意味しています。

 

そのような依頼主に対してわたしが営業としてできることは何か?

 

「直る直らないの正論をぶつけて対立することではなく、困った状況に一緒に身をおいて、納品に近づくために何ができるかを一緒に探るパートナーになること・・・」今ではそんな風に考えています。