新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「アパレル衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする立場から考えることを中心に書き留めています。
4月30日(日)地元コミュニティ子ども部会主催のイベントでプロトレイルランナー松永紘明さんを講師に迎えた小学生対象の「走り方教室」にサポーターとして参加してきました。20名弱の小学生が参加しましたが、内容的には体力づくりや自然に親しむということにとどまらず、大人にとっても人生や経営にも通じる有益な「学びの場」でした。
一つは「雨天決行」だったこと。前日から天候は崩れて当日の朝は雨でしたが、そもそも災害級の悪天候でない限り中止ではないことが告知されていました。「人生」も「経営」も晴れの日ばかりではありません。そこで大切になるのは「予測と準備」です。「最悪を想定」して「最善の備え」をして「平常心で臨む」のが、厳しい状況下でも生き残る秘訣だと考えています。また、その状況でしか得られない「体験や学び」があることも忘れてはなりません。
もう一つ教えられたのは、最後の質問タイムで「速く走れるようになるにはどうしたらよいですか?」という子どもからの質問に対して、 講師の松永紘明さんが次のように答えていたことです。
「まず「決めること」が大切。「早く走れるようになったらいいなぁ」ではダメ!そうではなくて、「自分は絶対速く走れるようになる」と決めること。そうしたら、そのために必要な情報を自分から取りに行くようになるし、結果的にどのくらいの時間がかかるかは別として、「早く走れる」ようになっているはず。だから、まず「決めること」が大切です。」
これを聞いてハッとしました。「会社が増収増益になったらいいなぁ」「顧客満足度と従業員満足度ともにあがったらいいなぁ」ではなく、まず経営者の姿勢として「今期増収増益にする!」「顧客満足度と従業員満足度をあげる!」と「願望」ではなく「意思決定」すること・・・。「将来への不安」を「不安」のままで終わらせず、「予測と準備」で今の自分にできる「行動」に落とし込むこと・・・。この2つは、先行き不透明な今の時代だからこそ「人生」「経営」の成否を分けるポイントだと思います。
事故や怪我もなくイベントは無事終了し、子どもたちは笑顔でしたし、わたしも自然に触れながら良い学びができて心身ともにリフレッシュできた一日でした。