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【修整用語】寸法変化試験

こんにちは。新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整です。

 

わたしたち山田修整有限会社は、繊維の産地だった新潟県長岡市(旧栃尾市)で創業して57年。織物・ニット商品の製造工程に関連するトラブルに対処して商品を生かすことに日々全力を尽くしています。「修整」は、そのままでは納品不可とされる「B品」をなんとか生かそうとする仕事です。

 

今回は、【修整用語】寸法変化試験についてご紹介します。

1995年に繊維製品の寸法変化測定方法が規定されました
1995年に繊維製品の寸法変化測定方法が規定されました

寸法変化試験

機械的なもみ、水中での作用、熱の作用によりこれら衣服生地の寸法変化は起こってきますので、寸効変化試験では浸せき処理、洗濯処理、プレス処理、タンプル乾燥処理、ドライクリーニング処理などによる試験方法が規定されています。

 

日本では“縮み”をプラスと表示する“収縮率”の考え方が広く浸透していましたが、国際的には“伸び”をプラスと表示する寸法変化率が一般的です。

 

これを受けてJISでは1995年に繊維製品の寸法変化測定方法が規定され、1999年にニット生地及び一般織物の両試験方法でも“収縮率”から“寸法変化(率)”と規定が改められました。