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【修整用語】繊維混用率試験

こんにちは。新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整です。

 

わたしたち山田修整有限会社は、繊維の産地だった新潟県長岡市(旧栃尾市)で創業して57年。織物・ニット商品の製造工程に関連するトラブルに対処して商品を生かすことに日々全力を尽くしています。「修整」は、そのままでは納品不可とされる「B品」をなんとか生かそうとする仕事です。

 

今回は、【修整用語】繊維混用率試験についてご紹介します。

繊維混用率試験

繊維素材として何が使用されているかは製品の品質、機能を決める上で必要な情報です。

 

生地には、綿100%やポリエステル100%など一種類の素材で作られているものや、綿70%ポリエステル30%など2種類以上の素材を様々な割合で混合して作られているものがあります。 このような、混合された繊維の

割合を調べる試験繊維混用率試験です。

この試験方法では、繊維の種類を確かめた後、ほぐしたり薬品で溶かしたりして繊維素材別に分けて、混用してある割合を調べます。

 

家庭用品品質表示法の下では、多くの衣料品について対象品目が定められ、繊維の組織及びその混用率を表示することが義務付けられています。