新潟県長岡市のアパレル衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社社長の吉田です。「アパレル衣料品修整」=納品トラブル解決をサポートする立場から考えることを中心に書き留めています。
わたしが10歳の頃、衝撃を覚えたテレビCMがあります。映画「野性の証明」(主演高倉健で薬師丸ひろ子のデビュー作)のCMですが、次のセリフに子どもながらショックを受けました。
「男はタフでなければ生きていけない。やさしくなければ生きていく資格がない。」
当時のわたしは理屈抜きにこんな風に感じました。
「自分は生きる資格はあるけど、世の中で生き抜いていく強さはないんだな・・・」と。
それは、子どもながらに感じとっていた「生きづらさ」の影響かもしれませんし、感音性難聴で幼少時から左耳が機能しないというハンディキャップの影響かもしれません。いずれにしても、自分が『普通』に生きていくには、かなり頑張らないといけない自覚があったような気がします。
そんな背景があるせいか、修整の仕事でも商品を擬人化して、「好き好んでB品になる子なんていないよな!」とか「誰が「B品」って決めつけるんだ!」とか「このまま終わりたくはないよなぁ」なんて思うことがよくあります。
「このまま終わりたくないよなぁ」というのは私自身の人生も同じこと。
これからの時代、人・商品が本来持っている価値を活かすのは、血縁や地縁よりも、同じ価値観でつながるご縁(価値縁)です。そして、それが一人一人の暮らしを、ひいては人生を豊かにする鍵です。
山田修整も私自身の人生も「回復から創造」(Restoration to Creation)のプロセス。「ご縁に感謝!」「人生これから!」という気持ちを失わず、明るい未来に向かって100年ビジョンを前進させることがわたしのライフワークです。