こんにちは。衣類修整のプロ集団、山田修整です。
わたしたち山田修整有限会社は、繊維の産地だった新潟県長岡市(旧栃尾市)で創業して57年。織物・ニット商品の製造工程に関連するトラブルに対処して商品を生かすことに日々全力を尽くしています。「修整」は、そのままでは納品不可とされる「B品」をなんとか生かそうとする仕事です。
今回は、【修整用語】シアサッカーについてご紹介します。
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シアサッカー(seersucker)
シアサッカーとは夏向けの衣類によく使用される生地のことです。主に綿で織られることが多く、縦糸を強く張ったものと弱く張ったものを交互に織って作られます。単にサッカーとも呼ばれます。
シアサッカーの語源はペルシャ語で「透き通る」という意味を持つ『sheer』で、シアサッカーの意味は「ミルクと砂糖」に由来しています。 なぜこのような由来かと言うと、生地の肌触りがミルクのように滑らかな部分と、砂糖のようにざらざらした部分の繰り返しに喩えられていたからとされています。
シアサッカーの歴史は非常に古く、18世紀のインドでイギリス人向けに綿花で織り始めたのが起源となっています。元々はシルクで服を織ってたのですが、インドがイギリスの植民地となり、大量生産に向けて綿花を使用し始めたのが背景です。
生地の特徴は凸凹した表面でサラサラした肌触りで、肌との接地面が少ないので清涼感や通気性に優れています。たて糸方向に縮みのある平織の綿織物で、ポリエステル/綿混紡糸やほかの化合織使いのものもあります。
夏物のドレス、スーツ、パジャマ、ナイト・ガウンなどに使われます。