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「思いやり」の重要性!

 新潟県長岡市の衣類修整のプロ集団、山田修整有限会社専務の吉田です。

 

 山田修整では、1年半前から日本初のかたづけ士である小松易さんにご協力いただきながら「かたづけ」に取り組んでいます。率先垂範ということでまずは専務自らが、次にリーダーが、そしてさらに現場を巻き込むという流れで進んでいますが、その研修の中で、トヨタの生産方式「人を責めるな、しくみを責めろ」という考え方が紹介されました。

 

 衣類の納品トラブル処理で時間に追われる修整の現場においては、時に作業や報告のミスが生じることもあり、その際の管理者の対応について深く考えさせられました。

 

 こんなデータがあります。

 

1)直接暴言を吐かれた人は、「処理能力」が61%、創造性が58%下がる

 

2)自分に対してではないが、自分が所属するグループに対して暴言を吐かれた人は「処理能力」が33%、「創造性」が39%下がる

 

3)他人が暴言を吐かれるのを目撃しただけの人でも、「処理能力」が25%、「創造性」が45%下がる

 

 いかがでしょうか?

 

 もちろん、「思いやり」があれば万事解決というような話ではなく、円滑な組織運営には「厳しさ・優しさ・楽しさ」言い換えれば「父性・母性・子ども性」のバランスが必要です。

 

 一朝一夕には成し遂げられませんが、「主体変容」、まずリーダー自らが学び続けることで、昨日よりも今日、今日よりも明日へとよりよい職場環境づくりを目指して前進し続けていきたいと考えています。