こんにちは、新潟県の衣類修整のプロ集団、山田修整です。
検反
【読み:けんたん】
染織の反物の仕上がりを調べることです。染織の際に生じた織りむらや、しみ、きず、用尺など、製品として欠陥の有無を検査します。
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オーダースーツで使用される生地を含め、衣服用生地の数量は、1反、2反で数えられるように「反物」と呼ばれます。この「反物」が規格通りの生地巾に仕上がっているか、また織りむら、織りキズ、染めむらなどがないかどうかを確認する作業のことを、「検反」といいます。
多くの生地を製織する生地メーカーにとって、ごく一部の生地の中に、織りキズ等の不具合が生じてしまうことはどうしても避けることが難しいため、このような織りキズ等のある場所には、検反時に必ず「とんぼ」と呼ばれるマークが施されることになります。
テーラーでは、この「とんぼ」のある生地部分を、型入れの際に上手に外して裁断する工夫が必要になります。
各産地の織物組合には、その検査場があって、合格品のみにその産地の商標に検査済み、または、合格の印を押します。白生地類は、別に匁付けの印を押します。小紋染めや、模様染め類は、小売店で検反します。